大姦は忠に似て、大詐は信に似たり。(十八史略)
< たいかんはちゅうににて、たいぎはしんににたり >ひどい悪人は、巧みに自分の本性を隠して、主君の気に入るように勤めるから、まるで忠臣のように見える。大ウソは、人に疑われないよう、まるで信頼に足るように見える。
たとえ人に背くとも、天下の人 我に背かせじ
曹操らしい言葉。たとえ人に背くことがあっても、人に背かせることは誰にもさせない。
以下その他
智者は遠くを見て将来を知る
勝った後のことも考えておく。うまくいった後の事こそ大事
偽物は時に本物よりも ものをいう。確かに偽物である。だが、これを広めれば、評判が評判を呼び味方となる(断言)。後々、偽物だと知られてもその時はもう後戻りができない状況ができている。
弱小の軍勢で加わっても、盟主にはなれない。だが、時は今だ。ではどうするか。相手が最も欲しているもの、相手の最大の弱点を塞ぐものを、たずさえて行くのだ。
例えば勅書、権威付け、情報など
疑わしき者は使わず。使う者は疑わず。
使った以上、後悔しても仕方がない。
君主とは、過ったときそれを知りそれを改めるが、決してその非を認めないものである。
その他:三国志
力拔山兮氣蓋世
力山を抜き 気世を蓋う
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9E%93%E4%B8%8B%E3%81%AE%E6%AD%8C
俺の戦いは至弱より始まりそしてすべての敵を倒しやがて至強をも倒すに至る
わたしもかくありたい
豪壮な料理を次々に生み出せない王には
民はついてこないのだ。
王が描く国のかたちが魅力的なものであれば
誇りや文化も後からついてくる
すでにこの世におらぬ者の言葉がほしいなら
その人間をまるごと自分の中にぶち込み数多くの自問をすることだ。
答えは無理に出す必要もない。
大敗といえども1敗。
さらに経ねばならぬ 敗北のひとつだ!!
失うものがあれば、そこにはかならず得(う)るものがある
曹操は実際負ける戦も多かった。ただ、負けた後が違う。
しばし完全にスイッチ切って、時の気の流れが変わり、気が元のように戻るのを、何もせずに待つことが多いようだ。もちろん、反省、分析、挽回策、いろいろ考えているのであろうが。
そして、 復帰したら、まるで負けなどなかったかのように、また豪快に戦う。
人にまみれて出直して来い
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>> 中国に「近代」などなく、あるのは独裁の古代と殺戮の中世だけだと述べ、中国は「近代」国家ではないと断言する。中国はユーラシア大陸で最も生存競争が激しいので、人を騙すのは普通のこと。「生き残るためには平気で嘘をつく、真実・正義・良心の呵責などという何の役にも立たない世迷言は捨ててしまう。このリアリズムこそが中国人の真骨頂です」。
中国の歴史はかなり簡単にパターン化できるという。
1.新王朝、成立 → 2.功臣の粛清 → 3.対外侵略戦争 → 4.漢字の一斉改変と改竄歴史書の作成 → 5.閨閥、宦官、官僚など皇帝側近の跳梁 → 6.秘密結社の乱立と農民反乱の全国化 → 7.地方軍閥の中央侵入 →8.1へ戻る
時々、逆行したり順番を飛ばしたりするが、基本的にこのパターンを数千年間繰り返して今に至っているという。秦の始皇帝も毛沢東も同じである。
また中国では、いついかなるときでも、外敵より内部の権力闘争に勝つことが大事だという。
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